ブログは個人だけでなく企業も事業戦略に組み込むようになりました。
「これからブログを始めてみよう」と思っても何で初めていいか悩みますよね。
無料で始めるアメブロやライブドアブログ、JIMDOやWiXといったCMSサービスはたくさんありますが、今では【ブログ=ワードプレス】というのが当たり前になっているような気がします。
無料サービスで初めてもいいのですが、WEB集客を視野に入れているのであれば正直コストと時間をゴミ箱に捨てるようなもの。
なぜ無料ブログがダメなのか、なぜワードプレスがメジャーなのかは【ワードプレスと無料ブログ】無料ブログの良さを理解して手を出すべきをお読みください
もちろん弊社としてもメディア、ブログを使ってWEB集客を行うのであればSEO対策がされているWordPressをガン推しします。
ワードプレスはサーバー代とドメイン代だけで他に一切費用はかかりません。
全て読み終わるころにはWordPressの使用環境が整い、ブログやメディア運営が可能になりますので、最後まで一読いただき導入の検討をしてみてください。
- WordPressの開設に必要な作業
- WordPressの開設に必要なもの
- ブログに必要なパソコンスペック
- サーバーやドメインの準備方法とどこがいいか
パソコンと光回線を準備する
ブログを開設、更新していくにはスマートフォンではできません。
「ただ記事を書けばいいんでしょ?」なんて声が聞こえてきそうですが、記事を書くというのはメインとなる作業であるだけで、そこに付随する作業がいくつもあります。
そのため大前提としてパソコンを使って行うことになります。
スマホでもできる作業もあるにはありますが、作業性の悪さや効率等を考えるとあくまでドラフトベースまでの作業が限界です。
今後マネタイズや長期的に運営をしていくつもりなのであれば、確実にPCがないとできません。
もしパソコンを持っていない人は新品でハイスペックである必要はありませんので、メルカリやラクマ等で購入しましょう。
※画像の作成、編集は慣れて入れる人であればパソコンよりもスマホの方が最強!っていう人もいます。
- アイキャッチ画像の制作、アップロード
- コードの修正、打ち込み
- 記事の執筆、編集
- ウィンドウの多展開状態での作業
- ブログのデザイン、カスタマイズ
- その他いろいろ
そしてブログ運営にパソコンと同じくらい欠かせないものが【インターネット回線】です。
作業中はダウンロード、アップロード、リロード(再読み込み)を頻繁に行います。
ポケットWiFiやWiMAX等SIM通信をするタイプのインターネットサービスを使っていると、たちまち容量制限がかかり作業どころではなくなります。
また記事やブログのコンセプトによっては動画を差し込むこともあるため、作業効率を上げるために通信容量だけでなく、ある程度の回線速度も必要になってきます。
それを解決するには【光回線】一択です。
賃貸物件にお住まいで有線工事が難しい場合は、容量無制限プランや低価格SIMを提供しているブランドで大容量or容量無制限プランがないか探してみてください。
「お金稼ぎたくて始めるのに最初出費が必要なのか…」と思われるかもしれませんが、インターネット回線の設備を充実することは、動画配信サービスやYouTubeを容量気にせず見たり、オンラインゲームを時間気にせずプレイすることにも使えるので実質的な損はないかと思います。
私はオンラインミーティングやデータの送信、受信でかなりデータ通信容量の消費が激しいため、結果光回線にして正解でした。
パソコンスペックをチェック
ブログ運営をする上で最低限必要なパソコンのスペックについて触れていきたいと思います。
パソコンがあれば問題なし!と言うわけではありません。
もし仮に10年前のモデルだったり、CPUが型遅れ、メモリ2Gしかない、これでは作業どころではありません。
最低でも以下スペックの機器を準備しましょう。
予算的に容量の多いHDDやSSD搭載されているパソコンが厳しいときは無料でパソコン容量を増やす技があります。
気になる方は【無料でパソコンの容量を増やす】Googleドライブをローカルで使う方法をご覧ください!
- CPU Corei5 又は Ryzen5以上
- メモリー 8GB以上
- 古くても5年前までの機種、モデル
- 本体ストレージ250GB以上
なぜ光回線が必要か
画像のアップや動画のアップ、記事の更新をするので記事執筆中は常時インターネットに接続し通信している状況です。
そのため容量制限があるとたちまち容量制限がかかってしまい、公私共にネットが使えない生活が待っています。
そんな状況ではブログの更新なんてできなくなります。
サーバーやドメインもそうですが、まずはリアルで執筆環境を作りましょう。
国内には有象無象のごとく光回線を提供しているプロバイダが存在します。
中には速度が全然でなかったりゴールデンタイムになると露骨に遅くなったりと使えたものではありません。
過去に使ってきて問題なく使用することができたプロバイダ3つをご紹介しますのでご検討ください。
ワードプレスの準備を始めよう
ここまで問題なくできた、既に環境の準備が整った方はいよいよワードプレスの準備に入っていきましょう!
ワードプレスを使うには
- レンタルサーバー
- ドメイン
を準備する必要があります。
他の無料ブログで必要ないのはサブドメインを提供されている、運営のサーバーに設置されるため。
自分でWEBにブログを設置するにはサーバーとドメインを自分で契約しなければいけません。
費用感としては大体サーバーとドメイン合わせても年間14000円前後です。
もしこれが高いと感じるのであればワードプレスでのブログ運営はオススメできないかなと思います。
しっかり継続して運用していけば収益化も全然可能ですので。
メディアやブログの収益化についてはブログやメディアでの【収益を生む仕組みと3つの方法】を知るべきを読んでください。
レンタルサーバーの選び方
レンタルサーバーの有名どころ、メジャーどころでは
- さくらサーバー
- エックスサーバー
- ロリポップ
- Conoha Wing
になります。
殆どのWEBサイトでいずれかのサーバーを使っていると思われます。
どれも問題なくWEBサイト運営は可能ですが、細かく見ていくと次の違いがそれぞれにあります。
- 処理速度が違う
- ページ表示速度が違う
- サーバーで使用できる容量
- 安定性
- UIの操作性
他にも細々とありますが、基本的にはこの辺を基準に選んでいくことになります。
もちろん性能が高くなればなるほど費用もかかります。
ブログ運営の場合安定性も勿論ですが、SEOやユーザー離脱率対策として【ページの表示速度】がかなり重要になってくるため、ある程度評判を調べておくと選び損をせずに済みます。
オススメとしてはGMO社が提供しているConohaWing、レンタルサーバーと言えばと言うくらいメジャーで老舗のエックスサーバー、WordPressに特化しより早さを求めたシン・エックスサーバーの3つ。
「今後WordPressメインでしか使いませんよ!」っていうのであればConohaWingかシン・エックスサーバーのどちらか以外はオススメしません。
※当メディアもタイミング見ながらシン・エックスサーバーに移管予定…移管したい…移管する。
サーバー申し込み、切替はこちらから
ドメインを取得
ドメインの有名どころ、メジャーどころはムームードメインやエックスドメイン、お名前.com。
先ほどご紹介したConohaWingやシン・エックスドメインでも契約時永年無料ドメインを取得することも可能です。
極論どこでも大丈夫。
※ドメインだけ取得するのであればエックスドメインが楽でいいです。
単純にここが好きで選んでもいいですし、コストで選んでも問題ありません。
一つ気にした方がいい点は移管や契約解除を簡単にできるかどうか。
この事務手続き関係が煩雑なところは何かあったとき非常に面倒なことになるのでオススメできません。
テーマを決めてダウンロード
ワードプレスはCMSと言われるWEB制作ツールです。
テーマと呼ばれるテンプレート(大枠)をインストールすることでデザインやカスタマイズ、コンテンツ作成が可能になります。
便利なことで、テーマをインストールすればある程度見栄えのいいWEBサイトを制作することができ、特に知識も不要。
世界中で使われているため膨大なテーマがありますが、自分の運用スタイルや気に入ったテーマを探しワードプレスに読み込ませましょう。
テーマの検索、入手方法はいくつかありますがワードプレス内からできそのままアップロードできる方法を下記にまとめます。
ダッシュボードの【外観】から【テーマ】を選択。
開いたページ上部にある【新規追加】を選択。
選択すると使用可能なテーマが出てきます。
(2022年9月7日時点で5063テーマは多い…)
海外開発テーマが大部分を占めているため日本語訳がないものも普通にありますが、日本国内にはないオシャレなデザインテーマや機能があったりと面白いので、一度チャレンジしてみてください!
ちなみにほとんどの海外テーマではカスタマイズからmarginやpadding、borederを数値をいじるだけで変えることができます。
オススメはkadenceやOcean WPとかがブログでもECでもコーポレートサイトでも作りやすい印象です。
ブログのロゴを準備しよう
ブログを開設、運営していく上でアイコンロゴが必要になってきます。
ファビコンやスマホ画面に登録したときに表示させたりと裏方に近い使い方が多いですが、ブラウザタブでWPマークだと少しダサい。
またユーザーに「このサイトやる気ない人が運営しているのか?」という印象を与えかねません。
ロゴはブランド(WEBサイト)イメージに直結します。
自分で作ってもいいですし、デザイナーへ依頼してもいいですので準備していきましょう。
自分で作る場合
自分でロゴを作るときにオススメなツールがCanva。
イラストACや無料素材配布サイトから上手い事加工してもいいですが、Canvaだとオシャレでかっこいい素材やテンプレートがあり、さらに編集や加工機能も充実しています。
WEBクラウド上で制作しますのでPC容量を圧迫することもありません。
メディバン等で作成しても問題ないですが、多くの人はデザインにアレルギー反応を起こすかと思います。
迷ったらとりあえずCanvaを使っちゃいましょう。
下はCanvaの制作画面です。
WPをサーバーへインストール
エックスサーバー社を例に解説していきます。
取得したドメインをサーバーへ設定してください。
無事設定が完了すると、サーバー管理画面でこのようにドメインを選択することができます。
設定変更したいドメインを選択することで、対象ドメインのメールアドレス設定やデータベース、ドメインの設定が可能になります。
エックスサーバー(シン・エックスサーバーも)はドメイン設定をしなくても、各項目からドメインを選択して修正することもできます。
続いてワードプレスのインストール作業に移っていきます。
サーバー管理画面の【WordPress簡単インストール】をクリックすると下記のような画面が開きます。
※ドメインを選択していると表示されません。
選択するとこのような画面が表示されます。
もし対象のドメイン一家(サブドメインもまとめて)でワードプレスがインストールされていると、インストール済みドメインということで一覧形式でここに表示されます。
この記事を読んでいる方は何もないと思いますので、この画面はスルーして【WordPressインストール】タブをクリック。
ブログ名やパスワード等の入力画面が表示されると思いますので、入力していってください。
ちなみにエックスサーバーの場合、インストールするタイミングで指定のテーマを設定してくれるので、もし導入予定のテーマでしたらチェックを入れてください。
どちらも人気で調べればいくらでもカスタマイズ方法や設定方法がでてくる優秀なテーマなのでご安心を。
確認画面へ進むボタンをクリックでインストール完了します。
インストールした直後すぐにはWordPressのログイン画面に入れないことがありますので、その時は少し時間を置いてリトライしてください。
取得したドメインの設定
ドメインを取得したらサーバーに設定する必要があります。
レンタルサーバーごとに操作方法は違ってきますが、基本的な考え方やイメージは同じですのでまたまたエックスサーバーで説明していきます。
サーバー管理のページからドメイン設定を選択。
選択後ドメイン設定追加タブを選択すると取得したドメインの入力画面が表示されます。
ドメイン名のところへ入力してきますが、このときhttpsやhttps://wwwは入れる必要がありませんのでお間違いないように。
- ○○○.com
- ○○○.net
- ○○○.co.jp
入力、設定完了後大体30分~1時間程に割り当て処理が終わります。
処理完了後にワードプレス簡単インストール作業が可能になります。
すぐにできなくても不具合やバグではありませんので慌てずに構えておきましょう。
ワードプレスへログインする
ここまで完了すればあとはワードプレスへログインするだけです。
ログインの際はインストール時に決めたパスワード、メールアドレスを入力します。
ログインページの開き方は2通りあります。
1つ目はドメインから開く方法。
ワードプレスログイン画面は【https://ドメイン.○○/wp-admin】で開く方法です。
この方法はワードプレス共通仕様のため、セキュリティが好ましくありません。
早々にプラグイン等を使ってログインURLを買えるようにしましょう!
ここで注意しないといけないのがプラグイン等でセキュリティ向上のため変えた際忘れてしまうこと。
忘れると色々と面倒なことになるので、変更後すぐにログイン画面をブックマークしておくことをオススメします。
過去に忘れてしまいリセットかけたという苦い経験があります…
2つ目はエックスサーバーのワードプレス簡単インストールから開きに行く方法です。
管理画面URLから開くことが可能です。
ただし、ログインページのURLを変更しているとこの方法は使えませんのでご注意ください。
SSL化したURLの適用
エックスサーバーでドメイン設定すると自動的にSSLを適用してくれます。
問題はそのあとです。
「適用してるんだからワードプレスもOKでしょ!」
と思いがちなのですが、ご自身のブログのURLを確認してみてください。
SSL化されているURLは【https://】とsがついてきます。
SSL化されていないURLは【http://】とsがついてきません。
SSL化したURLを設定するにはワードプレスダッシュボードの設定タブ内にある【一般】から行います。
一般設定を開くとブログ名、キャッチフレーズ、WordPressアドレス、サイトアドレスの入力画面があると思います。
ここのアドレスを[http://~~~]から[https://~~~]に入力し直し、設定を保存してください。
無事保存できましたら終了です。
念のため再度ログインしてURLが変わっていることを確認してください。
SSLとはSecure Socket Layerの頭文字を取った略称です。
SSLを適用することで、インターネット上のデータ通信を暗号化した状態で送受信することができる技術です。
クレジットカード情報やパスワード、個人情報など本来秘匿にしなければいけない情報を守ってくれる非常に重要なものですので、必ず実装するようにしましょう。
新しいWEBサイトであればほとんどがSSL化されているのですが、作った切りのWEBサイトや長年運営しているブログ、ECショップでは未だSSL化されていないケースが散見されます。
サイトマップの作成とインデックス
Googleの検索エンジンへ登録(インデックス)するにはサイトマップを作成する必要があります。
サイトマップの作成方法はWEBサイトの制作方法でどのやり方が良いか変わってきますが、今回はワードプレスですのでプラグインを使ってしまいましょう。
サイトマップ系のプラグインは多数ありますが、手軽さや使いやすさ、細かいレベルでの設定からXML Sitemapsを使っていきます。
まずはリンクからプラグインの配布ページへ飛びファイルをダウンロードしましょう。
ダウンロードした圧縮ファイルは解凍せずそのままにしておいてください。
次にダウンロードしたプラグインをインストールしていきます。
ワードプレスのダッシュボードにあるプラグインタブから新規追加を選択してください。
選択するとオススメプラグインが沢山表示されると思いますが、上部にあるプラグインのアップロードを選択してください。
選択後プラグインを新規追加することができる項目が出てくるので、先ほどダウンロードしたプラグインの圧縮ファイルを選択し、今すぐインストールボタンをクリックしてください。
無事完了したらダッシュボード設定タブよりSML Sitemapsを選択して開きましょう。
後は必要な設定をしてご自身のブログURL/sitemap.xmlをGoogleサーチコンソールで検索エンジンへインデックスさせましょう。
設定方法についてはブログブートキャンプさんの【2022年最新】Google XML Sitemapsの使い方・設定方法まとめを見ながら進めるといいでしょう。
Googleサーチコンソールの使い方、登録の方法はブログやWEBサイトで必須の【Googleサーチコンソール】登録方法をご覧ください。
あとは記事を増やそう
さて、まずはここまでお疲れ様でした!
慣れない人にとってここまでの作業は中々大変だったと思います。
これでようやくスタートラインに立ちました。
あとはあなたが書きたいジャンル、発信したいことをどんどん記事化していきコンテンツを増やしていきましょう。
立ち上げたブログにユーザーを呼び込むにはコンテンツを定期的にアップ、更新していくことが大事。
ブログでPV数を増やす方法を調べると
- 何文字以上は書きましょう
- 毎日更新しましょう
- キーワードもりもりにしましょう
など出てくると思いますが、まずは気にせずあなたのペースで記事を作成していき、【書くということに慣れる】ことを優先していきましょう。
記事の書き方のコツについてはブログ記事のライティングスピードを劇的に速くする5つのテクニックでまとめております。
1PVでもあれば上等です。その1人に届ければいいのです。
そのスタンスで継続して更新していけば、おのずとPV数は増えていきます。
同じ書き手として、ブロガーとしてあなたのブログライフが楽しいものになることを願っております!