記事作成を生業にしているライター、ブロガーは1時間でどのくらい文字を打てるか、1日に記事を何本作成したかがそのまま売り上げにつながってきます。
副業ライター、副業ブロガーも同じ。
スピードが遅いと時給換算で600円切ってました
記事を完成させるために膨大な時間をかけていませんか?
ライターやブロガーという仕事で売り上げを上げるには【記事を早く書けるようにならないといけない】ということ。
駆け出しライターや初心者ブロガーは文章を書くことに慣れていないため、2000文字の記事でも4時間以上もかかったりと慣れるまでは非常にコスパがよくない仕事です。
もちろん私も例に漏れず少ない文字数の記事で膨大な時間がかかっていました。
先日もTwitterのタイムラインを見ていたら、
- 記事書きあげるのに14時間かかった
- 毎日更新なんてとても無理だよ
- SEOや質を求めると8時間とか当たり前にかかる
という切実なツイートが流れてきました。
ブログは更新頻度やコンテンツ数がそのまま数字につながり、ライラーは生活がかかっているためスピードアップは必須です。
そこで本記事では【ライティングスピードを上げる解決策】を経験と実際に私が行っている手法をお伝えします。
- 執筆スピードが遅くなっている原因
- どうすれば早く執筆することができるか
- ユーザーファーストな記事を作るコツ
頑張ってライティングスピードアップしましょう!
時間がかかっている原因を分析する
ライティングスピードを速くするためには、テクニック部分よりも根本的な原因を探っていくところから始めていきましょう。
文章を作成するという作業は、脳や心の言語化です。
記事執筆は日記でもない限り、あるテーマに沿って執筆します。
そのため、脳や心が言語化できる状態であるかどうかが非常に重要と考えており、実は「作業時間外の思考が記事の書きあげる速さに繋がるのでは?」と考えています。
逆を言えば、脳や心が記事にアウトプットできない状態の場合、記事執筆スピードは著しく落ちるのではないか、ということです。
見出し構成を執筆開始前に行っていない
記事のすべてが決まると言っても過言ではない重要なポイントである見出し構成。
この作業はキーワードやペルソナを意識して構成する必要があります。
専業ライター、ブロガーであれば終日パソコンの前に向いていられる時間が多いと思いますが、兼業や副業ライターはパソコンに向かっている時間が限られています。
貴重なパソコン開いている時間は、執筆時間に当てられるよう見出し構成はテレビ見ている時間やスマホを触っている時間に考えるようにしてみましょう。
導入文にとても悩んでいる
「リード文めちゃくちゃ大事ですよ!」
「リード文次第で読まれるか読まれないか決まります。」
「導入文で記事の全てが決まるといっても過言ではないです」
などと言われたり見たことはないでしょうか。
リード文は確かに重要ですが、CTAを求める記事ではない限りそこまで重要なポイントではないと考えています。
とはいえ基本的な形や書き方はしっかり身に着けて、どの記事にも反映させましょう
ブラウザ検索をする理由は【知りたい、欲しい情報がないか探す】ということ。
リード読むよりも、目次から欲しい情報がどこにありそうかを探し、一気にそこから見る人が多くなっています。
もしリード文に1時間とか2時間かかっているのであればとりあえずPASONAの法則で書いてみましょう。
PASONAの法則とは読み手にアクションを起こさせる目的にメッセージ法則です。
- P:Problem,問題を提起する
- A:Agitation,潜在的な問題まで炙り出し、読み手の感情を揺さぶる
- So:Solution,問題の解決案、策の提示とその根拠
- Na:Narrow down,限定的な、緊急を要するものを提示
セールスレターやメルマガ、LPで多用されています。
文字数ばかり意識して文章が冗長になっている
SEO対策の一つとして、最低何文字は書きましょう、というのは耳(目)が痛くなるくらい言われてきていると思います。
確かに検索結果を見るとやたら文字数が多い記事が上位を占めている傾向にありますが、それを意識しすぎると、無駄に長い文章にしてしまいがちになります。
結果無駄に時間を使ってしまうことに繋がります。
Googleアップデート【helpful content update】は大変動の可能性ありに書いていますが、アップデートでより一層ユーザーファースト、オリジナリティ記事を求められると考えています。
「最低でも5000文字は書かないと…!」と考えて無理に文章を膨らませず、伝えたい情報を正しい日本語と文章で分かりやすくまとめて書くようにしましょう。
そうすることで記事執筆時間の短縮、さらにはGoogleに評価される記事を書き上げることができるようになります。
記事執筆スピードを速める5つの手法
考えられる執筆スピードを遅らせている原因について書きました。
それではここから本題の記事執筆スピードを速めるための手法について書いていきたいと思います。
キーボードやパソコンを使いましょう!など当たり前かつハードウェアの話は一切しません。
力を入れるポイント、コツといった再現性が高くライティングのスキルにあまり左右されない部分でまとめていきたいと思います。
最初に【本当の結論】を決める
話の流れで結論に持っていくといつの間にか別の結論に変わっていたり、話がずれていきやすいため、まずは【この記事で本当に言いたいことはなんなのか】をちゃんと掘り下げて考えましょう。
例えば「この料理は美味しいのでオススメです」という軽い結論ではなく、
- 「この料理は○○で○○だから美味しいのでオススメです」
- 「この料理は○○が監修し体によく安心して食べることができる上に○○だからオススメです」
のように一歩ないし二歩踏み込んだ結論にすると、その理由や裏付けの内容を書き上げればよく、さらに内容がブレずに書くことができるようになります。
ふわっとした結論にしてしまうと、途中で何を書いていいかわからない、見出しどうしよう状態に陥ってしまい、手戻りや長考で時間もかかってしまいます。
最初は難しいと感じてしまうかもしれませんが、作業効率や記事の品質向上の観点から頑張って習得するようにしましょう。
見出し構成を先に作る
【記事の構成、内容の全体把握が書き上げたときにしかできない】ため執筆しながら見出し構成作業はしないようにしましょう。
記事の全体を把握しておくことは非常に重要で、
- ペルソナにあっている内容か
- 記事の最初と最後でちぐはぐになっていないか
- 見出しにキーワードは入っているか
など記事を書く上で絶対ブレてはいけないポイントをしっかり押さえることができます。
記事を書く前に記事タイトル、各見出しを紙でもいいので書いてみましょう。
意外と見出し構成の段階で最初と最後違っていたりします
見出し構成のたたき台は、直接CMSの記事執筆ページで作成、またはノートとかでも構いません。
個人的にはコピペや視認性、キーワードの有無等作業性を良くするために、スプレッドシート(エクセル)がオススメ。
※アウトラインまで作成できればいいですが、マーケティング要素が強まるのでここでは割愛します。
キーワード調査に時間をかけすぎない
SEO対策のコンテンツを作成していくうえでキーワード調査は絶対に外せません。
ただここに1時間とか2時間も時間を使うのは非常にもったいない。
そんな時間があったら100文字でも200文字でも書いてください。
ビッグワード、ミドルワード、スモールワード、ロングテール、サジェスト。
とりあえずビッグワードだけ記事タイトルと大見出しに入れるようにすれば十分です。
正直データもない、分析に慣れていないうちはミドルやスモールキーワードは何を選び、どう記事内に反映させていいかわからないと思います。
ある程度コンテンツができ、サーチコンソールやアナリティクスへデータが溜まってきたらリライトし、その際にキーワード調査と分析し反映させましょう。
もちろん一通りの作業に慣れてきて感覚も養われてきたら、最初からキーワード調査分析して記事に落としこんでください。
キーワード設定は【本当の結論】やペルソナ設定があって初めて正確性がでてくると考えています。
昔はキーワードもりもり戦法で上位に出てきていた時期もありますが、今のGoogleアルゴリズムはそんなことはありません。可能な限りのキーワードを使うことは重要ですが、文章や内容がおかしくなるようであれば無理に使うことはありませんので、しっかり選定するようにしましょう。
差し込む画像は決まった配布サイトから拝借する
記事内に差し込む画像を探すのは本当に大変です。
画像探し、画像作成は大変です
ありがたいことに無料で商用許可をしてくださっている画像配布サイトがたくさんあります。
その中から自分のサイトにあっている、かつ記事に合うような雰囲気の画像を探すのは意外と時間がかかるもの。
この探している時間というのはもったいなく、でも画像選択を間違えばブログ全体の雰囲気を壊しかねません。
まずは自分のブログに合うような画像を扱っているサービスを探しましょう。
探して見つけることができたら記事に差し込む画像はそこで固定してください。
そうすることでブログや記事全体の雰囲気を壊すことなく統一感を作ることができ、時短にもつながり記事執筆の時間を増やすことができます。
執筆フローを組み立てる
よく「記事を書く人はテンプレートにしておくとスピードが上がります」という情報をみかけますが、記事にはいくつかタイプがあり、それぞれ書き方が変わってくるため、要注意。
テンプレートライティングばかりしていると、記事執筆依頼を受けたときに依頼主毎に書き方を変えることができず、継続案件受注につなげることができないことがあります。
応用性やライティングスキルのアップデート、リライト時の柔軟性を考えるとテンプレートというカッチリとした型にはめて書くのではなく、執筆フロー組み立て流れに沿って執筆するやり方をオススメします。
またはテンプレートをいくつか用意し、パターンや依頼主によって使い分けすることもオススメ。
凝ったアイキャッチはひとまず不要
アイキャッチはユーザーの目を引き記事をクリックさせるもの。
画像を組み合わせたり文字を入れて装飾して…と凝っているブロガーさんやメディアを見ると、「よし!自分もいいアイキャッチ作るぞ!」と意気込んでしまいますが、最初のうちはそこに時間を割く必要はありません。
結局検索で出てくるのは記事タイトルだけです。
ガチガチに凝ってもアイキャッチのおかげでクリックされる場面はブロガーの思っているよりもありません。
ブログ内でもアイキャッチ画像が脇役で記事タイトルが主役であることが多く、記事タイトルに全身全霊で挑むほうがいいでしょう。
とはいえアイキャッチは凝るに越したことはありません
使っているテーマによってはグリッドタイプもあると思いますが、それでも同じスタンスで問題ありません。
(ファン以外記事一覧は見られないと考えているため)
いずれはリライトついでに差し替えたいところではあります。
※アイキャッチを作成するときはテーマによってズレや表示域が変わるため事前にサイズチェックしましょう。忘れると後で泣きます。
ブログ内で表示される関連記事への誘導も狙いたいのであれば、しっかりアイキャッチ画像を作ったほうがいいですが、自己満足的な凝りではなく、キャッチコピーや画像の配置、色合い等を戦略的に反映させる技術が必要になってきます。
例えば【クリックしてもらうためのキャッチコピー】を盛り込んだり、レビュー記事であれば実物写真と、思わずクリックしたくなるフレーズを入れたりなど。
SNSもガンガン絡めてアクセスを呼び込む人はアイキャッチのほうが目立って表示されるため、意識して作ってみてください。
Instagramみたいに凝りやこだわり満載だと見づらくなるのでその辺はしっかりバランスをみて作りましょう。
※下記画像はTwitter投稿のイメージ
記事をアップしてPV数アップ!
ブログはPV数増やしてなんぼのものです。
そのためにやることは沢山ありますが、記事数があってブログらしくなり、比例してアクセスが増えていきます。
できるだけ短い間隔で記事をアップしたほうがいいのは間違いなく、サイト自体の評価アップにつながっていきます。
そのためには空いた少ない時間でいかに多くの文字を打ち込むか。
本記事を読んでいただき本当に力を入れるべきところを確認していただき、記事作成のスピードアップにつながってくれることをイチライターとして願っております。