営業職では、会社の顔として日々多くのお客様と接する機会があり、初対面の場合挨拶は欠かせません。
そのとき、初めての相手に好印象を持ってもらうにはどのようにすればよいのでしょうか?
「どのような表情でいればいいか分からない」
「営業職になったけど、人見知りで不安」
「お客様の第一印象を良くしたい」
こういった悩みをお持ちの、新社会人にぴったりな内容をお伝えします。
本記事を読んでもらえれば、もう営業時の挨拶は完璧。
ぜひ最後までご覧ください。
営業職で挨拶が重要な訳
なぜ営業職では挨拶が重要と言われるのか。
それは、人間は初めて会う人に対して、相手がどのような人物かという印象を抱くのに、最初の数秒で決まってしまうと考えられているからです。
つまり、初めての人に挨拶するその瞬間に、相手の中ではあなたに対しての印象が確立してしまうのです。
そんな大事なタイミングでもし、小さい声で元気もなく挨拶をしてしまえば相手の中で、
「自信のなさそうな人だ」
「仕事でも失敗が多いのかもしれない」
などといった、印象からスタートしてしまうことになります。
たとえそれが、あなたの本来の姿でなくても、そう思われてしまうのです。
逆に言えば、自分に自信が無かったとしても、大きな声で元気よく挨拶することで、相手の印象をコントロールできるのです。
こういった理由から、営業職では特に挨拶が重要と言われています。
好印象を持たれる挨拶は?
それでは、実際に好印象をもたれる挨拶とはどのようなものでしょうか?
こちらでは4つのポイントに絞って、コツをお伝えします。
- 大きな声で挨拶
- 相手の目を見て表情豊かに
- 自分から挨拶する
- 相手の話を積極的に聞く
大きなポイントはこのような感じです。
挨拶と一言でいっても、実際は奥深いもの。
これらのポイントを押さえていれば、2度目以降の挨拶も完璧にカバーできます。
それぞれについて、一つずつ説明していきますね。
大きな声は基本中の基本
先程もお伝えした通り、初対面の相手への第一印象は初めの数秒で決まってしまいます。
ですので、挨拶の初めである「初めまして」はもちろん、あなたの名前を伝える時なども含めて、大きな声ではっきりと話しましょう。
しかし、ただ単に大きく声をだせばいいというものではありません。
イメージとしては、顧客と電話で会話する時を思い出してください。
無意識に声は1トーン上がって、少し高めになっていないでしょうか?
そのようなイメージの声色と声量で、はっきり発声することを意識しましょう。
ただし、その時々の状況に適した声量もありますので、そこは臨機応変に変化させましょう。
しかし、1トーン上げた少し高めの声ではっきりと話していれば、間違いなく相手の印象を悪くすることはありません。
相手の目を見て表情を意識する
普段の会話でもそうですが、挨拶するときは相手の目を見ることを意識しましょう。
もし、目を見て話すことが恥ずかしいという場合でしたら、相手の鼻の少し上、目と目の間を見るようにしましょう。
そうすれば相手からは、しっかりと目を見て話していると思ってもらえます。
この時、あなたの表情は「笑顔」です。
元気な声で自分の目を見ながら挨拶してきているのに、相手が真顔だったら困惑しますよね?
ここでの表情は笑顔を基本にしながら、驚きなどの表情を少し大きめに取るようにしてみましょう。
あまりにオーバーだと不自然ですので、表情については笑顔を基本に日頃から心がけて練習してみましょう。
自分から挨拶する
社会人として働き始めたときは、誰に挨拶すべきか右も左も分からない状態だと思います。
上司に言われるがまま、大勢の人に挨拶することになりますが、大きな声ではっきりと笑顔で挨拶していれば、相手の印象を悪くすることはありません。
一度挨拶した相手を、後日違う場所などで見かけた時は、自分から挨拶に伺いましょう。
この時、年齢や立場を気にしてはいけません。
むしろ差があればあるほど、元気な若手だということで印象に強く残る可能性があります。
そうしてこちらから歩み寄ることで、相手への好意をアピール、結果的に好感度上昇へとつながるのです。
もちろんこの時も、初対面の時と同様に発声と笑顔には気をつけるようにしましょう。
一度顔見知りとなった相手が、積極的に話してくることに嫌な思いをする人はあまりいません。
2度目の挨拶も、初対面と同様に重要となります。
相手の話を積極的に聞く
2、3言交わしてそのまま離れるといった場合もありますが、挨拶から少しの間雑談がスタートする場合もあります。
このような場合は、あなたが話をするのではなく、相手の話を積極的に聞くようにしましょう。
「そうは言っても、何を聞けばいいのか分からない」
そう思ってしまうかもしれませんが、基本的には何でも大丈夫です。
- 相手のスーツや時計などについて質問する
- 時間帯によってはオススメのごはん屋さんを聞く
- これからの予定や週末の予定を聞いてみる
このような、いわゆる「雑談」になりますが、重要なのは質問すること。
話が広がれば、そこからさらに深堀りして質問していきましょう。
人は誰でも、自分の話をしたいと思っているものです。
そして、積極的に話を聞いて質問するあなたは、相手に対して興味があるといったアピールになります。
決して、あなた自身について長々と話さないように気をつけましょう。
更に一歩リードするためのコツ
更に踏み込んで、営業の挨拶時に好印象を持ってもらえるコツがあります。
それは「清潔感」です。
具体的にはこのような部分。
- 靴磨き
- 爪の手入れ
- 歯のホワイトニング
- 整髪料で髪を整える
- シャツやスーツのしわ
こういった細かい部分がおろそかになっていると、いくら元気のいい挨拶ができていても、
「細かい部分に気を使えないのかな?」
と思われてしまうかもしれません。
日頃から清潔感を意識していれば、あなたへの印象はより良いものとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
営業時の挨拶で好印象を持ってもらえるテクニックをお伝えしました。
- 大きな声で挨拶
- 相手の目を見て表情豊かに
- 自分から挨拶する
- 相手の話を積極的に聞く
さらに踏み込んだテクニックとして、清潔感に気を配ればより良くなりますよ。
本記事を営業活動の参考にしていただければ幸いです。